2019.09.26 2019.09.26
トイレのつまりは『ビニール袋』さえ用意することができれば解消できる可能性があります!
急なトイレのつまりが発生したときにラバーカップ(スッポン)などのトイレつまりを解消する専用グッズがお家にないのはよくあることです。むしろ、ラバーカップなどを常備しているご家庭は少ないでしょう。
そこで意外と使えるのがビニール袋なんです。
しかも、ビニール袋は2通りの使用方法がある便利な道具なんですよ!
この記事ではビニール袋の2通りの使用方法と注意点、ビニール袋で除去できるつまりの原因などを詳しく解説するので参考にしてみてくださいね。
記事の内容
ビニール袋を使用してトイレのつまりを解消する2つの方法

ビニール袋を使用してトイレのつまりを解消する方法は2通りあります。
- ビニール袋で覆った拳を排水管口に出し入れする
- ビニール袋で手を覆い、つまりの原因を直接取り出す
この2通りの方法でビニール袋を使用してトイレのつまりを解消していきます。
使用方法①ビニール袋で覆った拳を排水管口に出し入れする
1つ目の方法はビニール袋で拳を覆い、ラバーカップ(スッポン)のように排水管内の水圧を変化させながら次のステップでつまりを解消します。
- 便器の水量を調整する
- ビニール袋を複数枚重ねて手を入れる
- ビニール袋の手首部分を輪ゴムで止める
- 手を拳にして便器の排水口に突っ込む
- 拳を排水口に出し入れしながら水圧を変化させる
- 水を流してつまりの解消を確認する
まずは便器内に溜まっている水の量を調整します。水が溢れ出そうな場合は給水ポンプや容器を使って水を汲み出してください。
逆に水が少ない場合は水を注ぎ足す必要があります。目安としてはスッポンのカップ部分が水に浸るまで水を継ぎ足しましょう。
そして、ビニール袋を複数枚重ねて片手を入れます。破れにくく大きめのビニール袋を複数枚使用すると破れにくく汚水が入りにくいので作業しやすくなりますよ!また、ビニール袋で手首部分を止めておくと浸水を防ぐことができます。
ビニール袋に入れた手を拳にして、便器の排水口に差し込んだらその位置で拳を出し入れしてください。そのとき、排水口とビニール袋・手の間の隙間が少ない方がより強い力でつまりを除去することができます。
排水口との間に隙間ができてしまう場合は、拳にタオルなどを巻きつけて隙間を埋めるようにすると上手くいくようになります。
ビニール袋で覆った拳を何度か出し入れすると次第につまりが解消され、ゴポゴポッという音とともにつまりが直ります。
最後に水を流してトイレのつまりが解消されたことを確認しましょう。
使用方法②ビニール袋で手を覆い、つまりの原因を直接取り出す

2つ目の方法はとてもシンプルな方法です。ビニール袋で手を覆いつまりの原因を直接取り出してトイレのつまりを解消します。
- 便器の水量を調整する
- ビニール袋を複数枚重ねて手を入れる
- ビニール袋の手首部分を輪ゴムで止める
- 手をトイレの排水管の奥に入れてつまりの原因を探る
- 水を流してつまりの解消を確認する
まずは便器内に溜まっている水の量を調整するところまでは同じです。
水が多い状態で手を入れると水が溢れたりビニール袋の中に浸水する可能性があるので、水の量は少なめに調整しておきましょう。
そして、ビニール袋を複数枚重ねて片手を入れます。ここでも破れにくく大きめのビニール袋を複数枚使用すると破れにくく汚水が入りにくいので作業しやすくなります。
手をトイレの奥に突っ込んだら腕を伸ばしてつまりの原因を探りましょう。つまりの原因を掴むことができればゆっくりと引き出してください。
かなり原始的な方法ですが、つまりの原因が浅い位置にある場合は掴みだすことでつまりを解消できる場合があります。
最後に水を流してトイレのつまりが解消されたことを確認しましょう。
ビニール袋で解消可能なトイレつまりの原因

トイレがつまっている原因のものによってはビニール袋を使用してもトイレのつまりを直すことができません。
もし、ビニール袋では対処できない物に対してビニール袋を使ってしまうと、時間の無駄になってしまったり、つまりを悪化させてしまう原因になってしまいます。
続いて、ここでビニール袋を使うべきなのかどうかをチェックしておいてください。
ビニール袋で解消できるトイレつまりの原因
トイレットペーパーや水に流せる系のグッズは、はじめにご紹介したビニール袋の使用方法①で解決することができます。
スマホやおもちゃなどの固形物がつまった場合は、ビニール袋の使用方法②で解決してみてください。
また、排泄物や嘔吐物も使用方法①で解決することができますが、ビニール袋を処理するときに悪臭の原因となるので注意が必要です。
ビニール袋で解消できないトイレつまりの原因
- 大量のトイレットペーパーなどがつまった場合
- 排水管の奥でつまっている場合
これらのケースではビニール袋を使用してもつまりが解消されないことがあります。
また、トイレのつまりの原因がわからない状態でビニール袋を闇雲に使用するのも危険です。トイレのつまりの原因がわからない場合は業者を呼んで確認してもらいましょう。
ビニール袋でトイレのつまりを直すときの注意点
ビニール袋でトイレのつまりを直すときは必ず複数枚のビニール袋を使用するようにしましょう。1枚だけだと小さな穴から水が入ってくる可能性がありますし、作業中に破れてしまう恐れもあります。
大きめのビニール袋を3枚以上重ねておくと安心して作業ができますよ!
また、トイレに排泄物があり心理的な抵抗がある方は、ビニール袋を使った方法にチャレンジしない方がいいでしょう。吐き気を催しトイレに嘔吐してしまうと、つまりがさらに悪化してしまいます。
ビニール袋以外での解決方法は、トイレ詰まりの応急処置方法をまとめた次の記事もご参考ください。
ビニール袋でトイレのつまりを解消できない場合は?

ビニール袋はトイレのつまりを直す道具がない場合の最終手段として用いる方法です。ビニール袋でトイレのつまりを直すこともできますが、万能な方法ではないことをあらかじめ頭に入れておいてください。
もしビニール袋で何度かトライしてみてトイレのつまりが解消されない場合は『専門業者』に依頼しましょう。
専門業者であればトイレのつまりを素早く・的確に状況を判断してつまりを直すことができます。
簡単なつまりであれば到着から5分ほどで直ることも少なくありません。
修理費はつまりの状況によりますが、便器を取り外す必要がない簡単なケースだと8,000円ほどで修理することができます。
もちろん業者や状況によって費用は前後しますが、事態が悪化しない早めのうちに業者に依頼した方が結果的に修理費用を安く抑えることができます。
ビニール袋では対処できないつまりの原因だったり、ビニール袋を使ってもつまりを解消できないのであれば業者を呼んで素早くつまりを解消させましょう!

ビニール袋で直す方法に関する質問
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ビニール袋を使うときのコツを教えてください。
コツとしては、できるだけ隙間がないように排水口の奥まで突っ込むことです。どうしても隙間がある場合はタオルを拳に巻くなどで対応しましょう。
ビニール袋を使ってトイレつまりを直す時の対処法 -
流せないものがつまっている場合はどうすればいいですか?
おむつや生理用品、スマホやペンなどの固形物がつまりの原因の場合は、ゴム手袋やビニール袋など使用して手で取りだしてください。トイレの奥につまっていなければすぐ取り出すことでつまりを早期に解消することができます。
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簡単なトイレのつまり予防方法を教えてください。
まずは、水に溶けやすいトイレットペーパーに切り替えましょう。トイレットペーパーにもJIS規格が設定されており、この記載があれば、水に溶けやすいと判断できます。また、定期的にトイレの配管の状態をチェックすることで、異常を早期発見することができるでしょう。
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専門業者に依頼した場合の修理費用の相場について教えてください。
つまりの原因にもよりますが、軽度なつまりであれば、5,000円~8,000円ほどで修理できます。重度の場合は便器交換など30,000円以上かかるケースもあるかとおもいます。




























































