2019.11.13 2022.01.24
この記事ではトイレの水が止まらないときに、今すぐ水を止める方法を詳しく解説します。
また、トイレの水を止められない場合に、家全体の水を止める方法も解説するので参考にしてください。
それでは早速トイレの水を止める方法を解説するので、お家にマイナスドライバーがある場合はすぐにでも用意しておいてくださいね
記事の内容
トイレの水が止まらないときは止水栓を閉める!

トイレの水が止まらないときは、まず初めにトイレの止水栓を閉めてください。
トイレの止水栓は次の写真の壁にある赤丸で囲んだ部分です。

止水栓は写真のように壁に付いているタイプと床に付いているタイプがあるので、あなたのお家のトイレを確認してみてください。
多くの場合、止水栓はマイナスドライバーで閉められるようになっています。
止水栓のくぼみにマイナスドライバーを差し込んで、右回しに回すことで閉められます。
もし、マイナスドライバーがお家に無い場合は、ハサミ・スプーンやフォークのお尻・ホッチキスのお尻・硬貨・プルタブなどが代用品として使えます。
そして、止水栓を閉めるときは何回転させたか覚えておきましょう。止水栓を閉めるときに回した回数を忘れると、トイレの修理が終わった後に元の止水栓の緩み具合に戻せなくなってしまいます。
TOTOのネオレスト系の便器はパネルの中に止水栓が隠れているので、次のTOTO公式サイトを参考にしてください。
トイレの止水栓が見当たらない・閉められない事態に陥ったら・・・
トイレの止水栓を閉められず水が止まらない場合は家全体の元栓を止めます。
一軒家であれば家の外の敷地内に次の写真のようなフタがあるので探してみてください。


このフタを開けると水道メーターの横に止水栓があります。(下の写真だと左側)

止水栓を右回しで閉めて家全体の水を止めてください。
マンションやアパートの集合住宅の場合、玄関のすぐ横(外)のパイプシャフト内に止水栓があります。
もし、家全体の止水栓が見当たらず水を止めることが出来ない場合は、急いで『集合住宅の管理会社』もしくは『水回りの専門業者』に連絡してください。
止水栓を閉めたらトイレの水が止まらない原因を探る
トイレもしくは家全体の止水栓を閉めて水を止めることができたら、トイレの水が止まらない原因を探します。
トイレの水が止まらない原因は主に次の2つに分けられます。
- タンク内の部品が外れている
- タンク内の部品が消耗・破損している
トイレの水が止まらない原因は多くの場合タンク内の部品にあります。
そこで、トイレのタンクのフタの開け方からチェックする部品を詳しく解説しますね!
※タンクレストイレをお使いの場合はメーカーに問い合わせてください。
①トイレのタンクのフタを開けて部品をチェックする
まず最初にトイレのタンクのフタを開けます。
タンクのフタは両端を手で持って真上にゆっくり引き上げると簡単に外すことができます。
②トイレのタンクに溜まっている水の量を確認する
トイレタンクのフタを開けたら、タンク内の水の量を確認しましょう。
TOTOのトイレをお使いの方は1枚目の画像、LIXILのトイレをお使いの方は2枚目の画像を御覧ください。
TOTOのトイレは上側ラインと下側ラインの間が水位の目安となり、LIXILのトイレはW.Lと記載されている位置が水位の目安になります。
これらの水位の目安よりも水が多いか少ないかで、トイレの水が止まらない原因を突き止めていきます。
③トイレのタンクの水位が目安よりも多い場合
トイレタンクの水位が目安よりも多い場合は、まず浮き玉の故障・不備を疑いましょう。
部品の名称については次の図を参考にしてください。

まず、浮き玉もしくは浮き玉の付け根にあるボールタップを目視して、破損していないかどうかを確認してください。
異常がないようであれば、浮き玉の位置を調整します。
浮き玉の位置を調整する方法はTOTO、LIXILの公式サイトをそれぞれ参考にしてください。
浮き玉の位置を調整しても水位の調整がうまくいかない場合は、ボールタップが摩耗している可能性があります。トイレのメーカーに連絡してボールタップの部品を交換してください。
④トイレのタンクの水位が目安よりも少ない場合
トイレタンクの水位が目安よりも少ない場合は、レバーもしくはフロートバルブ(ゴムフロート)の故障・不備を疑いましょう。
まずはレバーを回して元の位置に戻るかどうか確認してください。もし、レバーが元の位置に戻らないのであればレバーが故障しています。メーカーに問い合わせてレバーの交換品を注文しましょう。
次に水をせき止めているフロートバルブが外れていないかどうかをチェックします。もし、フロートバルブが外れていれば排水口にきちんとセットしてください。
フロートバルブをきちんとセットしても直らない場合は、フロートバルブや排水弁の故障が考えられます。フロートバルブや排水弁の修理は難しいので、メーカーや水回りの専門業者に修理を依頼するようにしてください。
他の症状を詳しく知りたい方は、トイレ詰まりの症状と対処方法をまとめた次の記事もご参考ください。
トイレの水が止まらない故障を専門業者に依頼したときの相場料金
トイレの水が止まらない原因がわからない、部品を交換する必要がある場合はまずメーカーに問い合わせてみてください。
しかし、深夜や早朝はメーカーの営業時間外で問い合わせできない状況が続きます。また、メーカーに問い合わせた場合は対応スピードが早いとは言えません。
もし、トイレを一刻も早く修理したいのであればメーカーではなく、水回りの専門業者に依頼してトイレを修理してもらいましょう。
水回りの専門業者に修理を依頼すれば、部品交換だけでなく水が止まらない原因の特定や修理も行ってくれます。
トイレの修理に緊急を要する場合は次の修理にかかる相場料金を参考にしてみてください。
| 作業内容 | 相場料金 |
|---|---|
| 止水栓交換 | 約8,000円〜 |
| ゴムフロート交換 | 約8,000円〜 |
| ボールタップ交換 | 約8,000円〜 |
| 浮き玉交換 | 約7,000円〜 |
| 水道管のパッキン | 約8,000円〜 |
| トイレタンク交換 | 約70,000円〜 |
業者によっては、作業料金に加えて基本料金や出張料金が加算されることもあります。
それを踏まえると、トイレの修理が部品の交換のみで完了する場合は1万円前後が相場料金と言ったところです。
修理費が高額になることが予想されるなら、複数の業者で見積もりを取ってコスパの良い業者を選ぶと料金を安く抑えることができます。
業者では無料見積りを実施しているところが多いので、遠慮することなく見積もりだけ取って料金を比較してみてください。他社の見積もりを提示すると値下げ交渉に応じてくれやすくなるので、少なくても2以上の業者で見積もりを取りましょう。

トイレの水が止まらないときに関する質問
-
トイレの水が止まらないときは何をすべきか?
まずは、止水栓を閉めましょう。止水栓は一般的にトイレの周囲の壁と床に付いています。トイレの止水栓が見当たらない場合は家全体の元栓を閉めるのがおすすめです。止水栓を閉めてからトイレの水が止まらない原因をチェックしましょう。
止水栓が見当たらない場合 -
トイレのタンクの水位が少ないのですが原因はなんですか?
トイレを流すレバーかフロートバルブの故障の可能性が高いです。
トイレのタンクの水位が目安よりも少ない場合 -
フロートバルブは自分でも修理・交換はできますか?
フロートバルブが外れていないかチェックして、外れている場合は排水口にセットしてください。それでも直らない場合はプロに修理をお願いしましょう。
-
専門業者に依頼した場合の相場料金を教えてください。
部品のみの交換であれば10,000円前後で修理をしてもらえます。
業者に依頼した場合の相場料金 -
修理料金を安く抑える方法を教えてください。
キャンペーンや割引を利用できる専門業者を探すか、複数の専門業者で見積もりを取ることで、修理料金を安く抑える可能性が高いです。当センターでは、「今すぐ」安心して依頼できる専門業者をご紹介しています。







































